ゲームの横道ブログ

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ガンダムビルドファイターズトライ

ガンダムビルドファイターズトライ

半年前に終了した前作「ガンダムビルドファイターズ」は、演出、作画ともに良く出来た作品でした。

奇をてらわず、王道とも言えるストーリー運び。
その中に、濃いファンもニヤリとするガンダムネタ。
可愛らしいが、変に媚び過ぎてないキャラクターデザイン。
ガンプラが題材と言う事を生かして、いろいろなガンダム作品のモビルスーツが一堂に会するという喜び。
作画も安定し、モビルスーツの動きも本編顔負けで、スタッフの熱意が感じられる作品でした。


好評により、終了から半年足らずで、続編、ガンダムビルドファイターズトライが放映開始となりました。


続編と言うことで、若干の心配はありましたが、3話まで見た限りは、その心配は杞憂のようです。

あえて前作のキャラクターはほとんど出さず、ほとんど今作品のキャラクターで話が進んでいます。
続編だと、ついつい前作のキャラを出しがちですが、それをやってしまうと、新キャラが旧キャラに食われてしまう場合が多々あります。

某ガンダムのように、主役交代なんてのは論外ですが(苦笑)、せっかく新キャラでの新しい話ですから、それらをちゃんと生かした話にしてほしいですからね。


とは言え、同じ地域の7年後と言う設定なので、前作とのつながりもあります。

主人公の一人は、前作のヒロイン、コウサカ・チナの弟であるコウサカ・ユウマ。
前作で、チナと一緒にイオリ模型店に訪れた小さな弟が、イオリ・セイの悪影響(笑)をうけて、トップクラスのガンプラビルダーに。

3話では、前作のサブレギュラー、嫌味だが憎めない咬ませ犬キャラのサザキ・ススムの妹、ギャン子ことサザキ・カオルコが登場。
まさかの展開に、人気急上昇(笑)。

そして、たぶん出るだろう・・・いや、絶対出て欲しいと思っていた、謎のおじさん「ラルさん」も期待通り登場。
今回は、ガンプラバトル部のコーチとして、普通に登場。
・・・・どういう人脈で、学校の部活のコーチになれたんでしょう(笑)。


主人公の一人、ホシノ・フミナは、一見運動部系の容姿(常時スパッツ)だが、ガンプラバトル部の部長。
ひとりでガンプラバトル部を支えてきたが、ふとしたきっかけでセカイをガンプラバトルに目覚めさせた。
その容姿と性格で、あっという間にファンの間で人気沸騰。

実質的主人公、カミキ・セカイは、まだまだ謎の多い人物。
拳法の達人で、まっすぐな性格で、ガンプラや色恋沙汰にはめっぽう疎い(笑)。

その姉、カミキ・ミライは、登場時にピンク色のオーラを発する、雑誌モデルもしている美人高校生。

上でも書いたコウサカ・ユウマは、あるバトルがきっかけでガンプラバトルから身を引いていたが、自身の所属していた模型部とガンプラバトル部とのバトルで、フミナたちに助勢し、ガンプラバトル部へ。
姉同様、メガネ芸が使える。


今作も、前作同様、楽しく、気持ち良く見れるアニメになりそうです。

心配なことがあるとすれば、ラルさんの声を当てられている広瀬正志さんが病気のため降板となったことです。
元気になって、またお決まりのセリフを聞かせて欲しいものです。
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宇宙戦艦ヤマトの思い出 その12

復活篇が公開された翌年、西崎義展氏が事故により他界。

そして2012年、小林誠監督代行により、復活篇ディレクターズカット版が公開されました。


主な変更点は・・・。

効果音の変更

音楽の変更

新規シーン(カットシーン?)追加


そして、一番大きな変更点は、エンディングの変更でした。


追加シーンは、主にキャラを掘り下げる方向や、ストーリ補完となっていて、細かいものではありますが、良い変更となっています。

効果音の変更は、復活篇の違和感の一つが消えてなくなったと言えるほどの変更と言えますね。
シリーズをずっと見てきた人にとっては、この効果音があってこそのヤマトと言えるのででしょうから。


エンディングは、公開前に作られていた二つのエンディングの一つ、地球が救われない方のエンディングとなります。
このエンディングでは、カスケードブラックホールに突入することがないので、六連波動砲の一斉発射もなければ、折原真帆&電算室ガールも戦死しません。

そして、1カットづつの出番ではありますが、新型艦や多数の旧式艦の顔出しがありました。

今季ヤマトのテストタイプと言える、ヤマトの姉妹艦の波動実験艦ムサシ。
アンドロメダ級の、アンドロメダA12。
パトロール艦。
アリゾナ級のペンシルバニア。
ブルーノアの同型艦のブルーアース。
あのユキカゼ級もいました。


また、細かいところで修正があり、上映時間は逆に短くなっています。

例えば、滑稽ですらあった潜宙艦のシーンは、整理されて良くなっていました。


地球が助からなかったと言うことで、バッドエンドと言えるものではありますが、折原真帆が生き残ったと言うことで、自分的にはハッピーエンドです(笑)。
言い方を変えれば、彼女無くして続編は無理だろうと。

あの流れだと、地球はどうとでもなりそうだし(笑)。


このディレクターズカットは、公開版よりかなり良い変更をされていると思います。
どちらか一本だけ見ようと思われるなら、間違いなくこっちでしょうね。

・・・まあ、公開版を見たからこその高評価なんですが(笑)。



さて、復活篇の第2部の制作が正式に発表されたのはご存知でしょうが、果たしでどうなるんでしょうね?

西崎氏亡き今、良くも悪くも引っ張っていく人間がいるのか?とか。
興行的に芳しくなかった復活篇に、スポンサーが付くのか?とか。


前途は、かなり厳しいかなと。


個人的にどうなのか?と聞かれたなら・・・少なくとも劇場まで行ってまで観ないだろうなとは思います(苦笑)。

2199も自分は受け入れがたいので、ヤマトの新作の期待値は0に近いです。


いっそ、何もしない方がどれだけ良いか、とか思ったり思わなかったり(苦笑)。


まあ、そんな思いを吹き飛ばすほどの作品が登場すれば、それはそれで良いんでしょうけどね。


ヤマトの思い出、おわり。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その11

効果音は、今回は別の音が使われていました。

それは結構不評だったようで、動画サイトに旧効果音を当てたMADがあふれました。
確かに、今作はショックカノンの音が軽く感じ、迫力に欠けていましたね。


音楽は、旧作の音楽を再録したものを中心に、既存のクラシックも使われていました。
宮川泰氏亡き今、あえて他の方の音楽を使わなかったのは、こだわりなんでしょうか。
変えたら変えたで、効果音以上に不評となるのは目に見えていましたから、これでよかったのかと思います。

息子さんの彬良さんに断られたことも、大きいのかもしれませんが。


物語が進み、敵の3キロにも及ぶSUS超巨大要塞が登場しました。

シールドにより、ミサイルもショックカノンも効かない要塞で、これによりヤマトを除く護衛艦隊は全滅。

何故避けないとは思いましたが、黙ってヤマトだけ避けさせた古代が悪いと言えるか(苦笑)。

そこで大村が、波動カートリッジ弾を搭載している信濃で出たいと進言。
ブリッジに広がる嫌な雰囲気。

結果がどうなるか薄々予想は出来ますが、あまりにもそれをにおわせる演出はどうなのかな?
安直な特攻と言われても仕方ない結果でしたし。


それにより要塞のシールドを破壊し、いよいよ目玉のトランジッション波動砲の出番となったのですが・・・。

連続発射された波動砲が、何とも言い難い迫力の無さで。

まるで、拳銃を連射しているような・・・そんな感じでしょうか。


そこで、終わるとはもちろん思っていませんでしたが、突如空間から現れた氷山のような黒い巨大な物体。

ひょっこりと現れてはヤマトを攻撃し、すぐに空間の海の中に隠れ・・・またひょっこりと飛び出し・・・。

その様は、まるでもぐら叩きのよう。

いや、ピンチのシーンのはずなんですが、その出方、引っ込み方が、あまりにシュールで(苦笑)。


まあそれも何とか撃退し、いろいろあっていよいよブラックホールを目の前にしたその時・・・予想外の敵出現。
これまでのヤマト世界に出たことのないタイプの敵・・・異次元人登場。

観ているこっちが目が丸くなっていたその時、更に目が丸くなる事態が・・・予想外の異次元人の、予想外のネタバレ展開。

わざわざヤマトまでやってきて、ご丁寧に言わなくても良い事までペラペラと・・・ひっくり返りそうになりました(苦笑)。


おかげで、古代たちはブラックホールの正体に気づき、無謀にも突入。

しかし、ブラックホールの内壁に第三艦橋が接触し・・・。

ヤマトは、もっとも重要な人物を失うことになってしまいました。


このシーンを見て思ったのは、続編はこれで無理だなと。
大村、そして彼女らを安易に死なせ、残ったのは・・・。


復活篇は、自分にとっては、良かったと思える部分より、良くないと思える部分の方がはるかに多い作品でした。


復活篇編、おわり。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その10

映画館では観なかった(観れなかった)復活編ですが、2199の出来が自分的には納得いくものではなかったので、ならば直系の続編である復活編はどうなのかと気になり、観ることにしました。


まず、その多くの場面でCGが使われていましたが、その出来自体はよく頑張ってるなと思いました。

ただ、人物は通常のアニメ・・・どちらかと言うと古臭い絵であるのに対し、CG部分はいかにもCGな絵であったので、互いに浮いてしまうという、よくある絵面になってしまってますね。

CGの頑張りすぎ・・・って言うか、描写の違いすぎって事なんでしょうね。
この辺、もう少し考えて欲しいなと、CGを使ったアニメではよく思うことが、復活篇でも感じました。


対してキャラクターは手書きですが、劇場版は凄いな・・・って感じがしません。

デザインのせいなのか、なんなのか・・・。

キャラクターの作画に関しては、テレビ放映である2199の方が凄く見えるくらいです。


ストーリーに関してですが、突っ込みどころが多いというか、褒める場所が少ないというか(苦笑)。

発端は、銀河の中央部から、移動性ブラックホールが地球に向けて接近し、回避不能と悟った人類は、地球から脱出することを選択。
しかし、謎の敵より移民船団が攻撃され、第1次、第2次移民船団は消息不明となってしまう。

そこで、妻子がありながら世捨て人のようになって銀河辺境の貨物船の船長となっていた古代進を、科学局長官となっていた真田さんが新生ヤマトの艦長に抜擢し、第3次移民船団を率いて旅立つことになった。


今回のヤマトは、移民船団の護衛として旅立ちました。

ある意味、最初から負け戦、撤退戦のような感じですね。
守るべき地球を離れなければならず、なおかつ大勢の人々を守りながら進まねばならないという。

これまでずっと単艦で戦ってきたヤマトとは、かなり背景が違います。


相対する敵勢力は、大ウルップ星間国家連合。

ガルマンガミラスとボラーが完結編にて衰退したのち、SUSを中心とした多くの国家で形成されている連合です。
地球を侵略国家だと難癖をつけて攻撃してくるという、これまでにない敵です。


とにかく、敵に魅力がありません。

デザインもそうですが、明確な敵意を持っているのはSUSだけで、あとは口車に乗せられた連中ですから、やらされている感を感じてしまいます。

唯一ヤマトに対して理解を示し、最後にはヤマトに味方したエトスのゴルイ提督は悪くないキャラでしたが、ちょっと部下との掛け合いがワザとらしいかなと(笑)。


ヤマトの乗組員に関しては昨日書いた通りですが、困ったさんが多い分、折原真帆の良さが光ります。

天才的な計算能力があり、彼女とオペレーターらの活躍で星間連合のサーチネットを発見し、ブラックホールを利用したフライバイを提案したりで、ヤマトと移民船団の航行を担った功労者。
それでいて性格は良いし、可愛いし。

あと、おっぱいも(笑)。

しかし、残念なことに、作画に恵まれなかったキャラでもありました。
ちゃんと描かれていたら、もっと人気が出たキャラだろうにと、残念ですらあります。

その上、そのメインの勤務場所が第三艦橋・・・。


多分、次回で終われると思います・・・つづく。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その9

復活編は、PVを観た段階から微妙な感じを拭えませんでした。

まず、今回の発端となった「移動性ブラックホール」。

この名前、なんかこう、物足りないと言うか、なんと言うか。
まるで、移動性高気圧のような気象用語に見えてしまって、もうひとつ恐怖を感じません。

もうちょっと、かっこいい名前は無かったのかなあと。


言葉を失ったのは、ヤマトの発進シーン。

更に大きくなったはずのヤマトが、それよりも巨大で格好悪い船台に乗せられ、延々と地下からせりあがってくるシーン。

なんかもう、ヤマトの巨大感を思いっきり台無しにしてます。

戦闘機クラスならそれでもいいんでしょうが、飾り台みたいな大きな台で、どれだけ深いところで作ったんだって言うくらい長く上昇・・・。
プロが寄ってたかってこれじゃあ・・・って、最初からパンチを食ってしまいました(苦笑)。

しかし、氷を割って飛び出すシーンは、ヤマトらしくて格好良かったです。
やはりヤマトは、どこかに埋まってないと(笑)。

アルフィーの歌は合いませんでしたが。

あ、いや、アルフィーは好きですよ。
ただ、アルフィーの皆さんの歌はさわやかなので、ヤマトには合わないなあと。


そして、ラスボス的な扱いで出てきたのが、敵SUSの要塞。

全長3キロの超巨大要塞が・・・。

超巨大戦艦は別としても、都市衛星ウルクよりも小さいし、地球側の移民船も2.8キロありますし・・・。

なんか小さいなあ、としか思えず(苦笑)。


映画館に見に行かなかった理由の一つが、このPVでした。

もう一つの理由は・・・近場に映画館がなかったことですが(涙)。
いや、あっても行ったかどうか・・・。


つづく。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その8

復活編のメカは、これまでの作品とは大きく異なるデザインとなっています。

前述のように、2520のデザインの流れを汲んでいるようですが、私を含め観ていない方も少なくないでしょうし。

ここでは、地球側を中心にいくつか取り上げてみます。


宇宙戦艦ヤマト

アクエリアスの水(今は氷塊)の中に沈んでいたヤマトを、修復強化した。

大型化してシルエットも若干変わっているので、新造に近い修復をなされたようです。

目玉の一つが、六連波動炉心を装備した新型波動エンジン。

これにより、波動砲を六発連続して発射できるようになった。
おかげで、波動砲の一発の凄さ、恐ろしさが薄まり、軽くなってしまった。

シリーズが続くことで生じる、敵味方のインフレの弊害とも言えますね。

昔から異次元なヤマトの艦内ですが、今回はさらに広大な艦載機スペースが広がっています(笑)。

大型化により、艦載機の搭載数は60機。
もはや、空母です。

更に目を引くのが、大型化した第三艦橋の中に設置された電算室。

ここで、いろいろなデータを分析する大事な部署。
大事な部署なのに第三艦橋。
そこのリーダーは、折原真帆。

この設定に、嫌な気配を感じた人は多かったでしょう。

・・・・。

艦首下部には、特務艇信濃が搭載。
出番直前に紹介され、そして・・・。


全体的なデザインは、格好いいと思います。
波動砲の押し出しの強さがある分、2199のヤマトより好きですね。



宇宙空母ブルーノア

反陽子砲を搭載したあの空母ではなく、地球防衛軍の空母。
後にヤマトの戦闘班長となる上条が乗っていた。
波動砲も搭載されていたが、撃つ間もなくボロボロにされた。


スーパーアンドロメダ級

艦首二連波動砲に、かつてのアンドロメダを思わせる艦。
主力戦艦ほどではないが多数就航している。

アンドロメダを冠してはいるが、あのアンドロメダの美しいデザインとはほど遠い。


ドレッドノート級主力戦艦

地球艦隊の、文字通り主力をなす艦。
拡散波動砲を装備しているところも、旧主力戦艦をほうふつさせる。

が、やはりデザインは・・・。


敵艦隊群は、それほど心に残ったものは無いので、パス(笑)。


つづく。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その7

復活編のキャラクター、これがまたなんというか、魅力がない・・・と言うより、眉をしかめたくなるキャラがちらほらいるのが、頭をかしげるところでした。


まずは、機関部担当の双子、天馬兄弟。

オペレーターとしては非常に有能なんですが、チャラい。
見てて、イラッと来ること請け合い(笑)。


艦医の、佐々木美晴。

艦医なんですが、戦闘になると医務室をほっぽり出して、コスモパルサーで出ていく非常に困った人(苦笑)。
一番必要な時にいないとか、肝心な艦医が率先して怪我したり戦死したりしては困りますからね。


ある意味一番困った人間が、航海長の小林淳。

ヤマトの操船を担っている重要人物なんですが、戦闘になると操船をほっぽり出して、美晴同様コスモパルサーで出て行ってしまいます。
いや、これはどうなんだと・・・見ていて呆れてしまいました。
軟派だし口も悪いし(苦笑)。


で、それをすべて許している古代も、困った人物かもしれません。


それらとは逆に、人間の出来たキャラももちろんいます。


副艦長の、大村耕作。

青い技師長の制服を着ていますが、今作は技師長の仕事がかなりあいまいになってます。
いや、真田さんがスーパーマン過ぎたのか(笑)。
45歳とは思えぬ貫禄(笑)。

古代が若い分、古代や第一艦橋のメンバーの手綱を引く存在です。

シリーズが続けば、重要な立場になりえたのでしょうが・・・。


電算室チーフ、折原真帆。

多分、ヤマトクルーで一番役にたった存在。

紅一点、真田さん張りの情報収集、分析能力、ここぞという時の助言。

一人で、森雪と真田さんの仕事をこなしていたとも言えますね。

彼女を失うことは、ヤマトの頭脳を失うも同然・・・それほどのキャラだったのですが。


機関長、徳川太助。

あのルーキーが、今や月面基地の司令官・・・そしてヤマトの機関長に。
すっかり貫禄が付いて、かつての面影はどこへやら。
旧ヤマトから続いての乗組員は、古代と彼だけ・・・寂しい限りです。

また、ヤマトで旧シリーズから声が同じなのは、彼だけでなんですよね。


と言うように、キャラクターに関しては、旧シリーズよりも質が落ちていると言わざるを得ませんでした。


つづく。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その6

宇宙戦艦ヤマト復活編

公開日 2009年12月


話が立ち上がっては消え、立ち上がっては消えしていた復活編でしたが、35周年を迎えたこの年に公開。

1年後には実写版、2013年には初代のリメイク版である2199が放映。

一連のヤマト作品連続公開の先駆けとなりました。


話の舞台は、2203年の出来事である完結編から17年後の、2220年。


いよいよ本格始動となった復活編。
その情報が出るにしたがって、期待感が増し・・・ませんでした。

根幹となるストーリー、キャラクターデザイン、メカニックデザイン・・・そのどれも、コレジャナイ感がいっぱいでした。


キャラクターデザイン

湖川友謙氏メインで、国友やすゆき氏、高橋信也氏が名前を並べています。

今回のキャラクターデザイン、これまでのヤマトの面影はほとんどありません。
一部キャラはこれまでのデザインを引き継いではいますが、ほとんどのキャラは特徴的な湖川顔になっています。

例えれば、伝説巨神イデオンを見ているような。


メカニックデザイン

メカニックデザインは、小林誠氏。

個人的には、モデラーとして、またZガンダム、ZZガンダムのデザイナーとしてのイメージが強いです。

ヤマトでは、2520のメカデとしても参加。


さて、すっかり変わってしまったキャラクター。
湖川友謙氏に任せたからこうなった・・・と思った方も多いのではないでしょうか。

湖川氏は、ヤマトはこれが初めてではなく、さらばでも原画として参加されていました。

特徴的な絵ではありますが、復活編ほどイデオンっぽくはありませんでした。


では・・・。

たまたま、ニコ動で湖川氏や小林氏の復活編についての座談会を見たのですが・・・。

まるっきり変えさせたのは、他でもない西崎氏だったようですね。

湖川氏は、どちらかと言うと変えたくなかったようですが(苦笑)。


メカニックも、完結編との整合性がほとんどないデザインでした。

逆に、2520との繋がりを考慮したデザインだったようですが、2520は冒頭15分でギブアップしてしまったので(苦笑)、よく分かりません。

こちらも西崎氏の意向が濃く反映されているようですが・・・違和感が半端ないです。

ディテールはCG利用もあってすさまじいものでしたが・・・。


ファンは深化を求め、作り手は変化を求める・・・・なんて言うと格好いいのですが。

どうも、キャラにしてもメカにしても、西崎氏はヤマトから松本零士カラーを徹底的に消し去りたかったのでは・・・なんて穿った考えすら浮かんできます。


仕方ないこととはいえ、松本カラーの無いヤマトは魅力半減だと思うんですけどね。


つづく。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その5

完結編以降・・・終わったかに見えたヤマトですが、西崎氏は次の年には復活させると公言。

しかし、その後公開した「オーディーン」が不調に終わり、完結編よりも未来を題材にしたYAMATO2520も、未完に終わってしまう。
更に負債を重ね・・・ウエストケープコーポレーションは破産。

そして、西崎氏は覚せい剤や銃刀法違反で逮捕・・・。

そこから、商標権や著作権をめぐって、東北新社やバンダイ、そして松本零士氏との一連の裁判に続いてしまう訳です。


宇宙戦艦ヤマトと言う巨大化したコンテンツの魔力に、多くの人々が囚われてしまった・・・とでも言うのでしょうか。


この一連の不祥事や裁判・・・ファンとしては、情けないやら悲しいやらであったでしょう。

作り手が、作品を汚してどうするんですかと。


これで離れたファンは多かったと思います。


一連の裁判の原因の一つである、PSのゲーム。

自分は、最初の「宇宙戦艦ヤマト」と、「さらば宇宙戦艦ヤマト」をプレイしました。

その後、裁判で長らくゲームの続編は出ませんでしたが、一段落してから出たようです。

しかし、今回の騒動で辟易してしまっていたので、買う気にはなれませんでした。


もっとも、話の流れが自分としては受け入れがたいものになっていたようなので、買わなくて幸いだったかもしれません(苦笑)。


裁判が一段落したのち、再び復活編の話が浮上。

またかって感じではありましたが・・・それからしばらくして、どうやら本当に復活しそうとなり。


2009年、宇宙戦艦ヤマト復活編が公開。


本当に復活してしまいました。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その4

物議をかもした復活の沖田艦長ですが、実際観てみると、なんと言いますか、やはり沖田艦長は沖田艦長でした。

素直に見れないところや、初代ほどの悲壮感がなかったりしたので100%満足とはいきませんでしたが、あの顔と納谷悟朗氏の声には安心感があります。


これまでのシリーズには、地球に手を差し伸べてくれる女神的ポジションのキャラがいました。

初代は、スターシャ。
さらばと2は、テレサ。
新たなるは、ちょっと違って助けに行く側。
永遠には、スターシャの娘サーシャ。
3は、ルダ王女。

しかし、完結編にはそういうポジションのキャラクターはいません。

残留思念としてクイーンアクエリアスがそれっぽく出てきてはいますが、彼女は地球から見たら助けられるどころか、歴史上最悪の災害をもたらす存在・・・完結編でのラスボスですから。


そして、地球以上に被害を被ったのは、ボラー連邦にガルマンガミラス。

ストーリーの都合であっさり滅ぼされてしまうという、もっともついてない陣営かと。

ガミラス星を(自業自得だが)滅ぼされ、その上暗黒星団帝国との戦いでガミラス星を失い、それにも負けずたった1年でガルマンガミラスを興したデスラー総統。
それもあっさりと滅びる結果に・・・もはや同情できるレベルです。

しかし、そんな逆境に置かれても、ラスト近くでヤマトの危機に駆けつける総統。
何故か、さらばの時のデスラー艦で、ビーム?を撃つ駆逐型ミサイル艦を引き連れて。

やっぱり、困った時のデスラー総統でした。

花を手向けてもらった礼を言いにと・・・ちょっと格好良かったです。


やって来たデスラーによって、あっさりと退場したルガール総統。

真のラスボス、アクエリアスからの水柱を絶つために、ヤマトは自らの波動エネルギーと満載したトリチウムを爆発させ、その場で自沈。

この映画の見どころとしてヤマトの沈没のシーンがあったので、かなり念入りに描写されていました。
しかし、見栄えを優先したためか、その船体の損傷具合はかなりおとなし目。

また修理したら使えるんじゃね?なんて冗談がアニメ誌とかに載ってましたが・・・まさか本当に修理して使うことになろうとは。


余談ですが・・・このシーンのオマージュらしきシーンが2199にありましたが、そんなところで使うなよと、ちょっとカチンと来ました(苦笑)。


そしてエンディングとなるのですが、これがまたなかなか終わらないというか、歌が続いたり、例のラブシーンがあったりと、なんかもやもやとした終わり方でした。

なんでこんな風にしたんだろうと・・・疑問でしたね。


あのラブシーン、いらぬという人がいたり、いやいるだろという人がいたり、これまた賛否が分かれるものでした。

私は・・・この流れで、これやられてもなあと。
その時の顔を見れたなら、ちょっと苦笑いだったに違いありません。


なんか文句ばっかり書いてしまいましたが、ラストの沖田艦長との別れで敬礼するシーンでは、何度見ても涙腺が緩んでしまう私だったりします。

ちょっと悔しい(笑)。


おわり。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その3

完結編のメカニックデザインも、複数の方がデザインされています。

ディンギル帝国の巨大戦艦、移動要塞母艦、空母など、ディンギル側の多くをデザインした、辻忠直氏。
巡洋戦艦、指揮機など、サブとして、出渕裕氏。
地球側艦艇すべてを、板橋克己氏。

今作のメカに関しては、他の作品に比べたら思い入れは少ないです。

それは、ストーリー上での活躍がもう一つだったり、自分自身の興味が過去作ほどではなかったりするのが大きいのではありますが・・・。

ディンギル側は、パイパー放射ミサイルのイメージが大きすぎるってのもあるかもしれませんね。

地球艦隊は、やっぱりあっという間に退場してしまうし。


地球艦隊と言えば・・・今回の地球艦隊は、ここまでの地球艦隊の艦で、一番デザインが格好悪いなあと(苦笑)。

斜め前・・・いわゆるヤマトっぽい角度から見たら悪くはないんですが、真横から見たらほぼ直線・・・う~ん。


あと、今回の波動砲は「拡大波動砲」だそうです。

だそうですって言ったのは、普通の波動砲とどう違うのかが、劇中では分からなかったからです。


拡大したような描写はありませんし、自分の耳には「爆雷波動砲」としか聞こえませんでしたし。
もちろん、爆雷みたいな描写もなく・・・って言うか、波動砲を爆雷にする意味がないだろうし(笑)、ごく普通の波動砲が発射され・・・空を切っていただけでした。

もしかしたら、当たったら何か違ったリアクションがあったのかもしれませんが・・・。


音楽に関しては、今回は2人体制でしたね。


お馴染み、宮川泰氏。
これまでピアニストとして参加していて、今回は作曲も行った羽田健太郎氏。

これには、シリーズが続きすぎで、宮川氏がギブアップ寸前だったというのがあったようです。

しかし、羽田氏の曲もまた壮大なヤマトにあった曲だと思えたので、なかなか良かったと思います。


でも、そのせいかどうかは知りませんが、完結編の音楽はコロムビアと徳間両方から出されており、すべてそろえるのは大変だなと思っていました。

自分は、そのころにはサウンドトラックを買うのをやめちゃってたので・・・。


主題歌、挿入歌もまた、今回は怒涛の勢いでした。

ささきいさお
八神純子
トランザム
桑江知子

なんかもう、有名歌手の無駄遣いレベルではなかったかと。
船頭多くして、なんとやらですね。

なんか、もったいない(お金じゃなくて、歌手の使い方が)ですね。


それはともかくとして、これまでのヤマトの作品の中で、音楽だけはどれも素晴らしいと今でも思っています。


つづく。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その2

作画に関しては 映画と言うこともあってレベルの高いものでした。

80年代らしく、透過光をこれでもかと使っているところは、今となっては軽く感じてしまうところではありますが。

特殊効果として、当時は今のようなCGはまだないので、アナログ効果のスキャニメイトを使っていました。

今作では、ニュートリノビームや、ラストのアクエリアスの水が迫る場面がスキャニメイトでの効果だそうです。
観た当時は、とうとうヤマトでもCGを使ったのか・・・って思ってたんですが(笑)。

劇場では感じませんでしたが、後にビデオでそのシーンを見たら妙に画質が荒く、結構がっかりした思い出があります。


ストーリに関しては・・・シリーズが進むにつれ、強引さやご都合主義が目立ってきたヤマトですが、完結編でもそれはいかんなく発揮されていました(苦笑)。


異次元断層から突然別の銀河系が現れ、我が銀河系、天の川銀河と衝突、銀河の核恒星系が壊滅的打撃を受ける・・・これが冒頭です。

実際銀河の衝突は起こり得るものだそうですし、その際どうなるかは、いくつかの説があります。

互いに混ざり合い、一つの銀河となるとか。
干渉しつつ、尾を延ばしながら離れていくとか。
昔ある図鑑を読んだ時には、星雲の星自体の間隔は非常に離れているので、重なっても通過するだけで何も起こらないと書いてあったりもしました。

とは言え、星がある以上重力やガスがあるので、何らかの干渉が起こる可能性もあるでしょう。

宇宙に関する検証は、技術の進化や新説で変わるものですから。


これを冒頭に入れた理由は、3で天の川銀河を席巻していたボラー連邦とガルマンガミラス帝国をリセットさせるためだったそうです。

やり辛いからと。

異次元断層から突然ということで、逃げる暇なく・・・ですね。


まあ確かに、3では困った時のデスラー総統って感じではありました。

同じくらいな勢力のボラー連邦ならともかく、今回の敵だったら新型デスラー艦のハイパーデスラー砲一発で終わりそうですし(苦笑)。


今回の敵は、ディンギル帝国。

回遊惑星アクエリアスにより母星を追われ、脱出船でもある都市衛星ウルクをもって、移住目的で地球人の殲滅を図ってきます。

これまでであったら、敵である都市衛星ウルクを撃退するのがヤマトの最終目的となるのでしょうが、残念ながらラスボスの地位は彼らではありません。

彼らは、かつてアクエリアスによって地球が水没した際に地球から助けられた地球の先住民族なのですが、こともあろうに助けた星の民族を滅ぼして、その星に帝国を築いたという、自己中心的極まれりな民族なのです。

科学技術的には暗黒星団帝国ほどではないと思われますが、主力兵器のハイパー放射ミサイルは、多くの艦艇を沈め、ヤマトも一度敗退させています。

アクエリアスを人為的にワープさせて地球を水没させ人類を殲滅させようとか、多くの民間人の乗った移民船を無慈悲に沈めてしまうとか、撤退したふりをして救助中の人員もろとも攻撃したりとか・・・。


一番質が悪いのは制作者・・・じゃなくて、地球人だったと(苦笑)。


回遊惑星アクエリアス。

今作の肝であり、ある意味ラスボス。

水惑星であり、星の近くを通っては水をバラまいていくという、かなり迷惑な星でもあります。

その水は生命の元でもあり、銀河の生命の源と言われていて、銀河の多くの生命体はアクエリアスによるものと言えるかもしれません。

しかし、同時に大量の水でその星の文明を滅ぼしてしまう星でもあり、神と悪魔の両面を持つ星ともいえます。


3時代のガミラスやボラーがその存在を知ったなら、周回ルートによっては惑星破壊ミサイルを撃ち込んでいたかもしれませんね。


つづく。

宇宙戦艦ヤマトの思い出 その1

宇宙戦艦ヤマトの思い出

前のブログでヤマト3までの感想を書きましたが、完結編と復活編に関しては放置したままだったので、回想シリーズ?の一環として残りも書いていこうと思います。

まずは、宇宙戦艦ヤマト完結編から。


宇宙戦艦ヤマト完結編

公開日 1983年3月


完結編に関しては、公開前から賛否両論があった・・・と言うか、否定的意見が多かったのを当時を知る方ならご存知の方も多いかと思います。

そう、沖田艦長の復活ですね。


これまでも、「さらば」を引き合いに、死んだキャラが生き帰ったじゃん、なんていう人もいましたが、さらばと2では別ルートの話になったので、別に死んだキャラが復活したわけじゃないですからね。
ただ、劇場で、初代→さらば→新たなる~と立て続けに見て、2ルートを知らずに混乱した方がいたとかいないとか・・・。

あえて言うならば、パート1のラストでの雪の蘇生がありましたが、あれは息が絶えてから蘇生するまでの時間が短かったですし、完全に死んでいたわけではなく、仮死状態だったと言えなくもな・・・まあ、あそこはシチュエーション的に、奇跡が起こったと思った方が良いですよね。
あと、さらばや2でのデスラー再登場は、まさか?!ではありましたが、ガミラス星からの脱出の流れを考えると、デスラーならありえそうと思ってしまったり(笑)。


しかし、沖田艦長は時間が経っていた上に、英雄の丘と言う慰霊碑まで建てていたのに復活させてしまった。

これは、え~って思う方が多いのも無理はありません。
自分も、それはやってはいかんだろ、と思いましたから。


なんで沖田艦長を復活させたか・・・それは、想像に難しくないでしょうね。


パート1の宇宙戦艦ヤマト・・・そこにおいて、沖田艦長の存在は、それは大きいものでした。

どっしりと後ろに構え、いざという時には号令一発、それで何度もヤマトを救いました。

艦長席に沖田艦長が座っている・・・その安心感。


まさに、ヤマトの大黒柱でした。


しかし、さらば以降は沖田艦長はいませんでした。

さらばでは、土方艦長がいてくれましたが、残念ながら映画という限られた尺では、その魅力を引き出すに至りませんでした。
2では、土方艦長すら乗艦してくれなかったので、何か物足りないというか、一本骨が抜けた感がありました。

永遠には山南艦長が乗艦しましたが、やはり映画と言う短い尺では語り切れず、お涙頂戴キャラでしかありませんでした。
3では、古代が艦長とはなりましたが、若すぎるというか、ほとんど戦闘班長の席でしたので、艦長はいないも同然で(苦笑)。


ヤマトにおいて、沖田十三に匹敵する屋台骨となるキャラは、どうしても現れませんでした。

それだけ、沖田艦長が素晴らしいキャラであったとも言えますね。


そして、完結編の目玉は、ヤマトが沈むことでした。

公開前から、沈む事を公言してました。
完結編と名を付け、沈むことまで公表し、沖田艦長まで復活させ・・・念の入ったPRでしたね。


詰まる所、屋台骨が欲しかったのと、ヤマトの花道を飾るために最もふさわしい人物として、沖田艦長を再び舞台にあげたのでしょうね。


しかし、本当にそれが最善の手だったのでしょうか?


沖田艦長が生きていたとなると・・・。


パート1の中でも屈指の名シーンと言えるラストのワンシーン。
往復29万6千光年の長き旅を終え、あと少しで地球に帰れるという時、沖田艦長は地球を見ながら息を引き取ります。

初めて涙を見せ、静かに息を引き取ったあのシーンを見て、涙した人は少なくなかったでしょう。

あのシーンがあったからこそ、パート1はあそこまで人気が出た・・・と言うのは言い過ぎでしょうか?

その名シーンが、台無しになってしまいます。


さらばや2、そしてそれ以降の作品では、英雄の丘が重要なシーンとして描かれています。

沖田への鎮魂、乗組員の集結、誓いの場・・・沖田の像の下、多くのシーンがありました。

それもまた、なんかこう、う~んとなってしまいます。


沖田艦長復活の代償は、あまりにも大きかったと言わざるを得ません。


しかし、その役を古代がやったらと想像すると・・・ラストシーンは、さらばの二番煎じになってしまいそうです。
古代がやるくらいなら、無人で哀愁を漂わせながらヤマトを向かわせた方が絵になる気すらします。


とは言え、沖田艦長を復活させる以外に、ほかに良い方法があったのではないか?
そう思えてなりません。


つづく。

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